博多大丸カードを大丸松坂屋株主優待と併用する
博多大丸カードは株主優待利用時に使える
| 博多大丸福岡天神店パサージュ通りの北側 |
J. フロント リテイリングの株主優待、大丸松坂屋の優待カードを使用する場合、支払い方法が限られます。各自で確認していただきたいですが、店頭での利用には現金、全国百貨店共通商品、JCB PREMOを含むクレジットカード会社発行のギフトカードと、指定のクレジットカードが使えます。オンラインストアでは指定のクレジットカードが必須です。指定のクレジットカードは店舗運営会社によって異なります。大丸松坂屋直営店とオンラインストアの場合、JFRカード発行のカードと博多大丸カードが使えます。
Jフロント傘下にはJFRカードというカード発行会社があります。今年春の決算会見でグループ内のカードをJFRカード発行に集約する方針が発表されましたが、いまのところ、グループ内の商業施設のカードのうちJFRカードが発行しているのは一部です。多くはJFRグループ外のクレジットカード会社が発行し、その発行会社も数多あります。
- JFRカード:大丸松坂屋カード、さくらパンダ、ゴールド、お得意様ゴールド
- クレディセゾン:パルコカード、パルコお買い物ご優待カード
- JACCS:高知大丸ウイングカードプライム
- SMBCファイナンスサービス/Cedyna:博多大丸カード
- 三菱UFJニコス/MUFG:GINZA SIXカード2種
入会
脅威のスピードで発行されました。当方事故歴こそありませんが、学生、すでにクレジットカードを6社11枚持ち、日曜日に3分で審査が完了するのは、正直セディナを逆の意味で甘く見ていました。
- 0日目 申込、審査完了
- 4日目 簡易書留の不在通知
- 5日目 受取
| 届いたカード。国際ブランドロゴがHPにあるイメージと異なる。 |
なお、発送にあたり追跡番号は通知されません。発送を予告するメールは届きましたがいつ発送するか具体的な言及はされていなかったと思います。
博多大丸カード利用時のポイント会員の扱い
博多大丸カードを大丸・松坂屋で利用する場合、その時点で「大丸ポイント」のポイント会員として扱われます。説明しづらいですが、店頭で提示するポイントプログラムには「大丸松坂屋のアプリ・ポイント会員」「博多大丸カード大丸ポイント会員」「楽天ポイント」の3種類がある、とイメージするのがいいと思います。何が言いたいかというと、博多大丸カードで払う場合、大丸松坂屋アプリは出せないのです。すでに大丸ポイント会員として登録されているのですから。
株主優待利用時はポイント付与対象外となります。現金や商品券で支払って大丸松坂屋アプリを出しても、大丸松坂屋ポイントはつきません。しかしカラットは株主優待を利用してもなお積算されます。つまり、大丸松坂屋で博多大丸カードを使う場合、支払い時にカラットがもらえなくなる点には留意すべきです。
なお、博多大丸の来店ポイントは株主優待利用時でも付与されます。ポイント付与対象外というのは支払額に応じたポイントが対象外となるのみで、来店ポイントが対象外になることはなさそうです。
終わりに
年会費が無料だから選んだという書き方をしましたが、私は年会費無料がずっと続くとは思っていません。JFRがグループ内のカードをJFRカードに集約する方針を発表したことは先述しました。JFRカードに集約される過程で、博多大丸カードが大丸松坂屋カードに移行することになるかもしれない、と思っています。そうなれば年会費がかかります。
もっとも、パルコカードを吸収するために年会費無料のカードが作られることもありえます。ですからこのカードに関しても、有料になったらそのときはそのとき、というくらいの心構えでいることにします。そもそも博多大丸カードが集約の対象にならないかもしれないですし。ただ、もし年会費無料を理由に博多大丸カードを選ばれるのであれば、今後年会費が発生するかもしれないということは認識しておいたほうがよいかと思います。